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今の僕があるのは、
予備校に吉本直貴さんが
講師でいらっしゃったことが、
大きく関係していると思っている。
今まで教わった先生の中で
一番、憧れられる人だったこと。
作品もとてもモダンでいて、
不思議なことをやっていて、
ちょっとハイカラな感じとか
すべて魅力的な先生だった。
そもそも僕は
やりたいことばかりやっていて
全く勉強が出来なかった。
高校時代はスポーツばかりやっていたし、
進路を突然に変更した感じで
浪人生になり予備校に通ったが、
美大入試のためのデッサンなんかも
全くの素人でぜんぜんうまく描けなかった。
デッサンはダメだが
平面構成(ポスター)のようなものは、
ダメなりにも製作することは好きだったし、
これを吉本先生は、よく誉めてくれた。
誉められれば上達するのは、ありがちな展開ではあるが、
そこに僕はハマったのだと思う。
この頃、参考にするものを見付けに
よく神保町の本屋にいって、
いろいろなデザインの本を見ては、
ある部分を真似て試したりしていた。
吉本先生が
東京デザイナーズスペースのメンバーだったことで
この業界の素晴らしい仕事を見るきっかけになったし、
今思えば、田中一光さん、永井一正さん、
勝井三雄さんの仕事をよく見ていた。
横尾忠則さんの仕事をみて、
コラージュして構成することにも興味を持った。
絵が描けないから
プリントゴッコを使って
いくつかの絵柄を組み合わせたり、
アンディーウォーホールを好きになったり、
と結構普通のデザイン好きの学生にだんだんとなっていた。
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